2007.4.7-8 上天草市
<4月1日受付開始>
事務局
島田 等しまだ小児科
熊本県上天草市大矢野町登立191
FAX 0964-56-0115
  コンサートホール
座長:熊谷 卓司(くまがい小児科・札幌市)
教育講演  14:30〜16:00
「予防接種の現況と今後への期待」
神谷 齊(独立行政法人国立病院機構三重病院名誉院長)
本来予防接種は全人類が同様に恩恵を被るべきものであり、地方の流行病は別として通常使用するワクチンは全世界的に同じレベルで使用できることが基本であると思う。現にWHOはEPI計画により全世界の人々にワクチンの恩恵を与える努力をしているが、種々な国の格差がこれをスムースに施行できなくしているのも事実ではある。発展途上国での問題は別の理由もあるので我が国とは事情も違うが、先進国でできる予防接種は本来同一レベルであってもよいと思われる。
さて我が国の現状を見ると予防接種は予防接種法によって、定期接種、臨時接種、任意接種と区分されており、国がすすめている予防接種は定期接種の8種類である。その他高齢者向けにインフルエンザである。
ワクチンの認可には規則によって検定制度があり、定められた生物製剤基準(国際的整合性は十分討議されていない)並びにGMP,GCPがあり、すべてをクリヤーしなくては、採用されないので、費用対効果を考えると新しい導入を日本企業はあきらめざるを得ないというのが現状である。これらの影響が結局日本のワクチンの遅れにつながっていると思われる。
ワクチン製造の基本的考え方において世界に遅れているわけでは無い。ワクチン研究は世界的レベルをクリヤーしているし、ワクチンの製品も世界のトップクラスであるが、使用するまでの考え方が慎重すぎるのではないだろうか。特に臨床家の意見が採用される場がないのが大きな理由かもしれない。このあたりの問題についえ考察してお話しする。
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