2007.4.7-8 上天草市
<4月1日受付開始>
事務局
島田 等しまだ小児科
熊本県上天草市大矢野町登立191
FAX 0964-56-0115
  コンサートホール
座長:横田 俊平(横浜市立大学小児科・横浜市)
特別講演 1  10:45〜11:45
「頭のよい子に育つ生活リズム」
三池 輝久(熊本大学先端生命医療科学部門 成育再建・移植医学講座教授)
成長し、学童期に不登校状態に至る子ども達の大半がそれ以前に睡眠時間を削る頑張りの生活を送っており慢性睡眠欠乏の結果として脳機能低下状態が現れていることが明らかになってきた。部活や受験で、睡眠時間を削って頑張った子ども達が不登校状態に陥ったとき「怠け者」扱いされる情況は気の毒で悲惨である。子ども達の基本的人権としての睡眠時間の確保は「ゆとり教育やしっかり教育」などの教育技術論の前に、「教育に必要な生命力の維持」に必要欠くことのできない要素である。学校が大好きで頭のよい子達も、睡眠時間の慢性的な欠乏で「勉強のできない子」になってしまっている。
睡眠を十分に取ることが子ども達の基本的人権に組み入れられていない日本や世界の現状は率直に解析されるべきであり反省が必要だと思われる。
座長:江上 経誼(江上小児科医院・熊本市)
特別講演 2  16:00〜17:00
「可能性への挑戦」 
  〜スペシャルオリンピックスから学んだこと〜

細川佳代子(認定NPO法人 スペシャルオリンピックス日本 名誉会長)
「知的発達障がいのある人達が人口の2%前後生まれてくるのは、その子の周りの人達に優しさや思いやりを教えるために神様が与えて下さった贈り物だから。彼らが幸せになるか不幸になるかは、周りにいる人達の理解とサポート次第である」この話を聞いた時のショックと驚きが私のスペシャルオリンピックス(SO)活動の原点です。
私はこの活動を通して、人間の尊厳、生きるということ、幸せとは、そして人として一番大切なことは何かを考え学ぶ事ができました。また、障がい者への偏見や差別がない、誰にも開かれた社会を創るには、子どもの頃からの教育が最も大切だと気づきました。教育の現場でSOをテーマにした障がい者理解、人権の尊重、共生の理念を教え、子ども達と共に考えていくこと、これが私のこれから取り組むべき課題だと思っています。思いの強さは物事を実現させます。失敗を恐れず、夢を実現させるために挑戦し続けたいと思います。最近は約6%の子どもが発達障がいを持っているといわれます。早期発見、早期療育、そして何よりも一般社会の理解が益々重要となって来ています。小児科医の先生方がこの問題を真剣に取り上げて頂けましたらこの上ない喜びでございます。
座長:富樫 武弘(札幌市立大学看護学部・札幌市)
特別講演 3  17:00〜18:00
麻疹撲滅緊急講演
『世界の麻疹の状況と日本の麻疹政策のこれから』

砂川 富正(国立感染症研究所感染症情報センター)
WHO西太平洋地域(日本を含む)は2012年までの麻疹排除を掲げる。2007年、日本における麻疹流行は、患者が10〜20歳代を中心という年齢的特徴や、重症例の発生、相次ぐ大学の休講、麻疹排除地域への麻疹の輸出に伴う国際問題化など、国内外で大きな注目を集めた。どのように日本から麻疹を排除できるのか、しかも、タイムリミットは5年という状況の中で、その検討が関係機関により、ようやく始まった感がある。
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